子連れ旅にぴったり!トラベリングラグと春のお散歩

2021.03.03

ふんわり、ふわり。丸いほっぺたと綿毛の髪の毛が可愛い息子は、2020年に生まれたばかりで、まだハイハイとつかまり立ちしか出来ない。歩き出すのはいつかなと、わくわくして待つのも楽しい時間だ。

私は根っからの旅好きで、学生時代にはバックパッカーでアジアやヨーロッパを飛び回った。けれど社会人になってからは多忙な日々が続き、さらに子どもを授かってからは仕事に育児にと目が回る毎日。「旅」は私からどんどん遠のいていった。

それでも、ここ数年は、旅と仕事を掛け合わせた「ワーケーション」という素晴らしい仕組みを見つけ出して、せっせと子連れで挑戦していた。生まれたばかりの息子も連れて、海やら山やら、森やら街やら、いろんなところに行きたいなあ……。一面の雪景色も見せたいし、一緒に水平線に沈む夕焼けも見たい。桜が咲いたら一緒にお花見をして、3色団子を食べたい。

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コロナ禍で、今は赤ちゃんを連れて、あちこちに行ける状況でなくなったが、窓を開けると、春先のぽかぽか陽気が暖かく、旅に出たい気持ちをくすぐられる。先日、届いたばかりのTO&FROのトラベリングラグも、ふわふわ、ぬくぬくとしていて、春めいた気分が盛り上がる。路地裏の梅の花、咲いたかな。

いまは遠くへ旅に出るのが難しいけど、家をちょっと出て、春の訪れを感じてこよう。トラベリングラグを持って、子どもたちと一緒に近所へお散歩に行ってみた。

春めいた陽気、膨らむ旅気分

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ベビーカーに乗せると、抱っこしてほしい甘えん坊の末っ子は「う~~う~~~」と抗議の声を上げている。「寒いかな、ちょっと待っててね」。深い海のようなブルーのトラベリングラグを膝にかけてあげると、肌触りが気に入ったのか、早速ほっぺたをすりすりと擦り付ける。

柔らかいフリースでできたトラベリングラグは、とても暖かいのに、たった200グラムと軽く、生地もなめらか。ショールのように薄くて、羽織っていないかのように軽いのに、ウールと同等の保温性で、ポリエステル100%フリースの2倍もの吸湿発熱性があるそうで、驚いてしまった。

末っ子は、小さな指でぎゅっとトラベリングラグを握りしめたかと思うと、ぶんぶん振り回し始めた。軽いから春風に飛ばされそうだ。

「落ちちゃうよ」と、慌てて彼の身体にまきつけると、幅150センチ、長さ90センチと大人が羽織ってもあまるくらいの大判だから、何重にもぐるぐる巻きにできてしまった。まるでドラえもんのようだ。

ぐるぐる巻きのドラえもんを乗せ、ベビーカーで坂道を下っていく。南からは暖かい風がふき、道路脇の花壇にはスイセンが黄色い花を咲かせている。もう春なんだなぁ。

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陽だまりにほっこりしていると、後ろから追いかけてくるものすごい足音が聞こえた。

「待って~待って~~!」

お姉ちゃんの登場だ。上の子は小学生で、年が離れた弟を(私も含めて)孫のようにかわいがっている。赤ちゃんと楽しむぽかぽか陽気のお散歩機会を逃したくなかったらしく、必死の形相で追いかけてきた。

「あっ!いいの持ってるね!」

そして東風のごとく、あっという間にドラえもんブランケットをはぎ取ってしまった。

「こら!寒いでしょ!」

声を荒げたのもつかの間、彼女は群青色のトラベリングラグをマントのごとく颯爽と羽織り、そのまま走り去った。

橙色のみかんがたわわに実る川べりの道を抜けて、びゅんびゅん走る娘。ひらひらと、鯉のぼりのようにはためくトラベリングラグ。柔らかな日差しを受けて、つやつやと光って見える。

いろいろな使い方ができる万能ラグと一緒に

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アスファルトの上をガラガラと乱暴な音を立てて、ベビーカーを特急列車のように走らせてやっと娘に追いついた。しかし彼女の興味はもう別のものに移っていた。

ひょいと肩にトラベリングラグをひっかけて、みかんの木の横にうずくまる娘。なんだろうと思って覗くと、そこには淡いレンガ色に透けた、南天の葉っぱが揺れていた。

「きれいだねぇ」

葉っぱを指先でくすぐりながら娘が言う。赤ちゃんの手みたいな、南天の葉っぱ。ふとベビーカーの中を見ると、正真正銘赤ちゃんの息子が、一心不乱に小さな指をにぎにぎ、閉じたり開いたりしている。小さな指。元気いっぱいに駆け出す娘の指も、かつては、こんなに小さかった。

さっき息子を三重四重にぐるぐる巻きにしたときは「大きな布だな」と思ったトラベリングラグも、娘が羽織って身体に巻きつかせると、上品なドレスのよう。トラベリングラグの両脇下部には、2カ所のスリットが入っているので、そこから腕を出して前後の布をしっかり身体に巻ければ、肩からずり落ちることもない。保温性バッチリなので、暖かそうだ。

2か所のスリットから腕が出せる仕様のスロー、センターパーツを半分に折って羽織るとショール、首元にぐるっと巻くとボリューミーな大判ストール。そして、ブランケット。いろいろな使い方ができそう。

赤ちゃんから子ども、大人へ

……そういえば、娘が生まれたのは、冬から春にかわる、こんな早春の日だった。あれから、あっという間に何年も経った。

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「大きくなったんだね」

感慨深く娘の頭をなでると、へへ、と笑う。このトラベリングラグ、数年後に彼女がまとえば、きっともう大人の女性が使うストールの大きさなのだろう。そしてもっと月日がたつと、マフラーとして巻いても普通の大きさになるのだ。

大きく広げるとブランケット、そのまま肩にかければストールに、広げた長方形の下部2カ所からのスリットから腕を出せばショールにもなる。

さらに、長方形に広げたちょうど角の部分一カ所には、同布のポケットがある。トラベリングラグを半分、また半分とたたんでいき、最後はそのポケットにしまい込めば、幅37センチ、長さ23センチほどのコンパクトなクッションにもなるのだ。

「ショールにもストールにもクッションにも、5通りの使い方ができる」などと商品説明にある。我が家の使用方法に翻訳すると、「赤ちゃんのおくるみから、子どもの羽織り物、大人のマフラーまで、幾通りもの使い方」となる。

光陰矢のごとし。今は育児と仕事にとめまぐるしい毎日だけど、こうして子どもと一緒に過ごした時間を、やがて宝物みたいに思い出す日々が来るのだろう。

遠い場所への旅には、今すぐには出られないが、少し気分を変えて眺めれば、日常も旅の一コマみたいに、輝いて見える。そんなことに気づかせてくれた、TO&FROのトラベリングラグとのお散歩でした。

TO&FROのトラベリングラグとは

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息子をぐるぐる巻きにしたTO&FROのTRAVELING RUG(トラベリングラグ)。

ショールやストール、マフラーとして使えるほか、スリットが2カ所ついているので、単なる長方形のブランケットと違い、さまざまな形に変えられるのが特徴だ。在宅ワーク中に背中や足が冷えても、全体を背中に巻き付けた後に、スリットで分かれた部分は膝にかけることができ、私のリモート勤務に欠かせない相棒になっている。

トラベリングラグを羽織って着物のように胸元で交差させたあと、付属の「TO&FRO」のロゴがついたチャーム付きのピンで襟元部分を留めれば、授乳ケープなどとしても使えそう。

赤ちゃん連れだと旅行はもちろん、ちょっと出かけるにも荷物がかさばりがちだが、何役にもなるトラベリングラグの登場で身軽に出かけられそうだ。

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▼今回ご紹介した商品の詳細は下記からご覧ください。
TRAVELING RUG
▼株式会社SAGOJO https://www.sagojo.link/
▼TO&FROの認定トラベラーに関しては、こちらをご覧ください。

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執筆・撮影:Sakuramochi

TO&FRO 認定トラベラー

TO&FRO 認定トラベラー

旅人によるTO&FROファンの集い「TO&FRO認定トラベラー」
旅人プラットフォームsagojoとの共同発足。旅をしながらTO&FRO商品をありのままにご紹介します。

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